リスク診断とリスク対応整理レビューの違い(どちらを選ぶべきか)
1.はじめに(リスク診断は1種類ではありません)
リスク診断と一言でいっても、
確認の目的や深さによって、適した方法は異なります。
当事務所では、契約書の確認内容に応じて、
「リスク診断」と「対応整理レビュー」の2つの方法を設けています。
本記事では、それぞれの違いと、
どのような場合にどちらを選ぶべきかについて整理します。
2.リスク診断とは何を行うものか?
リスク診断は、契約書全体の構造を把握し、
ご依頼者様が最初に把握しておくべき注意点を整理することを目的としたレビューです。
主な確認内容
- 契約の種類や当事者関係の整理
- 契約期間や解除条件など、全体構造の把握
- 不利となる可能性のある主要条項の抽出
契約書を初めて確認する場合や、
全体像を把握したい段階で適したレビュー方法です。
3.リスク対応整理レビューとは何を行うものか?
リスク対応整理レビューは、リスク診断等で特定された条項について、
内容をより詳しく整理し、契約運用上の留意点を明確にするレビューです。
主な確認内容
- 特定条項の内容整理
- 条項が事業活動に与える影響の整理
- 契約運用上、注意が必要となるポイントの整理
特定の条項について重点的に確認したい場合や、
実務上の影響を把握したい場合に適しています。
4.初回レビューと詳細レビューの違い(比較)
| 項目 | リスク診断 | リスク対応整理レビュー |
|---|---|---|
| 対象範囲 | 契約書全体 | 特定条項 |
| 目的 | 全体像の把握 | 条項ごとの整理 |
| 確認の深さ | 概要レベル | 詳細レベル |
| 向いている段階 | 初見・概要確認 | 重点確認 |
5.どちらを選ぶべきかの考え方
どちらのレビューを選ぶべきかは、
「契約書の確認段階」によって判断するのが適切です。
リスク診断が向いているケース
- 契約書を初めて確認する
- 全体像を整理したい
- まず注意点を把握したい
リスク対応整理レビューが向いているケース
- 特定条項が気になっている
- 初回レビュー後、さらに確認したい点がある
- 契約運用上の影響を整理したい
併用するケース
契約書の内容によっては、
リスク診断の後に、必要な部分のみリスク対応整理レビューを行う
という形で併用することもあります。
6.行政書士が行わないこと
いずれのレビューにおいても、
契約条件の有利・不利の断定や、
契約締結の代理、交渉の代行等は行っておりません。
契約締結の最終判断は、
ご依頼者様ご自身で行っていただく必要があります。
7.おわりに
契約書リスク診断は、
契約内容を理解したうえで判断するためのプロセスです。
ご自身の状況や確認段階に応じて、
適したレビュー方法を選ぶことが重要です。
当事務所の契約書レビューについて
当事務所では、契約書の内容を整理し、
注意点を分かりやすくまとめる形で契約書リスク診断を行っています。
各サービスの内容や料金、成果物のイメージについては、
以下のページをご参照ください。
