契約書のリスクはどこを見るべきか|実務での確認ポイント
契約書を確認する際、
どの条文から見ればよいか迷うことがあります。
契約書は多くの条文で構成されているため、
すべてを均等に確認するのではなく、
重要なポイントを整理して確認することが重要です。
1.結論・契約書はここを確認する
契約書は、主に次の観点から確認します。
- 業務範囲
- 責任
- 契約終了
- 制限条項
- 実務運用
これらの要素を整理することで、
契約全体のリスクを把握しやすくなります。
2.契約書の主要リスク
①業務範囲
何を行う契約なのかが定められます。
内容が抽象的な場合、
業務範囲が広く解釈される可能性があります。
業務委託契約の詳細はこちら
②責任(損害賠償・免責)
責任の範囲や上限が定められます。
免責条項や責任制限の内容によって、
リスクの水準が大きく変わります。
免責条項の詳細はこちら
③契約終了(解除・解約)
契約がどのように終了するかが定められます。
一方的に解除できる場合や、
解約条件が厳しい場合があります。
解除条項の詳細はこちら
④競合・制限条項
一定の行為が制限される場合があります。
契約終了後も影響が続くことがあります。
競業避止条項の詳細はこちら
⑤再委託・運用
業務を第三者に委ねる場合、
業務範囲や責任の整理が重要になります。
再委託条項の詳細はこちら
⑥SaaS・サブスク
サービス利用契約では、
- データ
- 解約条件
- 継続課金
がリスクとなる場合があります。
3.なぜ条文は単体では判断できないのか
契約書は、複数の条文が相互に関連しています。
例えば、
- 表明保証と損害賠償
- 解除条項と責任制限
といったように、
条文同士が連動してリスクが生じることがあります。
そのため、条文単体ではなく、
契約全体として確認する必要があります。
4.契約書は構造で確認する
契約書は、
- 業務内容
- 責任
- 契約終了
といった要素が一体となって構成されています。
実務では、契約書上は整理されていても、
運用段階で認識のズレが生じることがあります。
そのため、契約内容と実務運用の関係を含めて、
全体の構造として確認することが重要です。
5.判断の整理
契約書については、
- 現状のまま締結する
- 条件を整理した上で締結する
- 契約内容を見直す
といった選択が考えられます。
どの判断が適切かは、
- 契約内容
- リスクの程度
- 事業への影響
によって異なります。
※契約書の内容で迷ったら場合
契約書は、条文単体ではなく
契約全体の構造として整理することで判断しやすくなります。
当事務所では、
- 契約構造の整理
- リスク条項の抽出
- 条文間の連動整理
を行う「契約リスク診断」を提供しています。
契約締結前に内容を整理したい場合は、
下記よりご確認ください。
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